先日、AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03)を取得しました。
私の場合は約1ヶ月の学習で合格できましたので、取り組んだ内容を記事にします。
当時のスキルレベル
- 非情報系大学卒
- 別業界からの転職組
- IT業界のキャリアはシステム導入や運用系SE業務がメイン
- VBAやRPAがメインスキル
- 基本情報技術者取得済み
- AWSは全くの初心者(CLF未所持)
- AWS試験は初受験
受験時のスコア
- 914/1000点(合格:720点以上)
学習期間と環境
- 勉強開始〜受験当日まで:40日
- 学習時間平均(概算):4〜5時間/日
利用教材
動画講座
Udemy
AWS Skill Builder
Exam Prep: AWS Certified Solutions Architect - Associate (Japanese) 日本語字幕版
書籍
問題集
TeckStock:SAA問題集(※有料会員:ベーシック)
AWS Skill Builder
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
公式ドキュメント
Black Belt
学習の大まかな流れ
- Udemy講座
- TeckStock問題集(ランダムモードでの模試)
- Udemy講座付属模試
- AWS Skill Builderの公式模試とExam Prep
- TeckStock問題集(ランダムモードでの模試)
書籍などの扱い
書籍とBlack Beltは随時参照。
基礎知識は書籍、応用はBlack Beltという感じで使い分けてました。
学習方法詳細
学習開始〜3週目(1〜21日目)
使用教材
- 動画講座
- Udemy講座
- 書籍
学習方法
講義内容をノートに取りながら、倍速再生にて講座を受講しました。
ノートは後に文字検索できるよう、VS Code(Markdown形式、Githubのプライベートリポジトリに保管)にて作成しました。
また、知識のチャンク化を意識して、内容を自分なりにカテゴライズしながらノートを取っています。
書籍は講義のみでは不明瞭だった点を補填するための辞書として活用しました。
講座内のハンズオンは、マネジメントコンソールになれるためにEC2やIAM、S3あたりのみ手を動かしましたが、ほかは視聴のみとしました。
状況
一番辛かった時期かもしれません。
倍速再生を使っていましたが、ノートにまとめるために部分的に繰り返し視聴することが多く、1倍速よりもかなり時間がかかりました。
また、集中できなかったり、眠くなったりする日もしばしばありました。
講座完了後も、様々な用語や概念が残ってはいるが、紐づきがなされておらず、ぼんやりした感覚でした。
4週目(22〜28日目)
使用教材
- 問題集
- TeckStock SAA問題集
- 書籍
- Udemy受講ノート
学習方法
1日に2回以上過去問を解いて、間違った箇所の解説理解に努めました。
問題集はランダム出題で模試形式(65問)のみ実施しています。
解説で理解できない点や、曖昧なサービスは書籍やUdemyノートで復習しました。
Udemy講座付属の模試は実施しませんでした。
状況
TeckStockのSAA模試は初見で6割程度しか取れませんでした。
4週目の最終日あたりでようやく7割を出せました。
5週目(29〜35日目)
使用教材
- 問題集
- TeckStock SAA問題集
- Udemy講座付属模試
- 書籍
- Black Belt
学習方法
引き続きTeckStockの模試を解いています。
各サービスの組み合わせがイメージできないことが一つの壁であったため、Black Beltで該当サービス名を検索して資料を読み込みました。
Black Beltの解説が深すぎると感じたものは、書籍で補填していました。
状況
週の3日目辺りから8〜9割が取れるようになってきており、多い日は模試を1日4回解くこともありました。
この頃から模試で間違った箇所をじっくり見直すよりも、数を解くことを優先しました。
見直しは問題集の解説をサラッと読むだけにして、わからない単語はメモして後でまとめて見直す形にしています。
週の最終日あたりでUdemy講座付属の模試に挑戦しますが、6〜7割しか取れずに焦りました。
Udemy講座付属模試のほうが、TeckStockより暗記ものの箇所や引掛けのような問題が多く、難しかったです。
6週目(36〜40日目)
使用教材
- 問題集
- 動画講座
- Exam Prep: AWS Certified Solutions Architect - Associate (Japanese) 日本語字幕版
- 書籍
- Black Belt
学習方法
週の前半にAWS Skill Builderの公式模試と、Exam Prepの講座を受講しました。
その後は講座や模試で曖昧と感じたサービスについて、Black Beltや書籍で復習しました。
受験2日前からはTeckStockの模試とUdemy講座付属模試、AWS Skill Builderの公式模試を再度解いていました。
状況
どの模試も8割以上キープできる状態となっていました。
特にAWS Skill BuilderのExam Prepはこのタイミングで受講して大変よかったです。
問題の読み解き方や、分野別のポイントと想定問題の解説がなされており、詰めで力を入れるべき箇所が明確になりました。
試験当日
受験場所と準備
オンライン試験で自宅から受験しました。
すでに様々な方が自宅受験の状況を記事にしてくださっているので、参考に環境設定を行いました。
受験する机の横に仕切りを作ったり、サブモニターや周辺機器を片付けたり、本棚に布をかけるなどでPC以外は机と周りに何もない状態としました。
プチトラブル
身分証や机周囲撮影用のアプリが少し撮りにくかったです。
PCに電源とLANケーブルを繋いでいたため、試験官の指示でPCを持ち上げて机周囲を撮影するのがちょっと大変でした。
また、OnVueアプリの動作確認は前日までに済ませており、動作チェックはOKでしたが、チェックインのタイミングで先方に映像が届かない不具合が発生しました。
幸い、案内どおりの再起動で復旧したので5分遅れくらいで無事受験できました。
(仮に不具合が解消しない場合は、連絡すれば振替可能との案内がきていました。)
受験中
1時間程度で全ての問題に回答できました。
残り時間を使って全ての問題をじっくり見直しました。
全くマークしていなかったサービス名は1問だけで、あとは選択肢に混じっていても回答できるものでした。
TeckStockの模試で見たような問題も散見されました。
受験後
見直し完了の操作をすると、アンケートに回答しました。
回答が終わるとただ白い画面になるだけで、とても不安でした。
5営業日以内に合否結果がでるとの案内がなされていましたが、受験後2日目の朝には結果が届いていました。
最後に
Udemy講座だけでは合格は難しいと感じました。
とにかく新しい単語などがたくさん出てくるので、辞書的に使える入門書のような書籍はあったほうがいいと思います。
Back Belt含めた公式ドキュメントが少し読めるようになってきたのは、模試で8割乗ってきたあたりでした。
問題集として最も本番に近かったのは、TeckStockでした。
問題文に慣れが必要なのと、色んな角度からサービスを知る必要があるため、数を解く意味でもランダムモードの模試は大変有用でした。
UIも本番に近く、時間を図ってくれるのもペースが掴めて大変良かったです。
また、Skill Builderの公式問題集とExam Prepは無料ながら詰めとして大変有用でしたので、模試に飽きてきた頃に見ると良いと思います。
取得後の知識レベルとしては、AWSの話についていけるようになったくらいの感覚です。
使えるスキルにするためには、実務や演習で実際にAWSを触りながら経験していく必要があると思います。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。